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捨てコン

2018年6月18日

ハウスゼンで新し物件が着工しました。

 

地鎮祭も終わり

 

地盤調査から

その土地に対応する地盤補強対策を行い

基礎を作り始める下準備を行います。

 

家の高さを設定し、

いよいよ基礎を着工していきます。

 

砕石をまき、

捨てコンと呼ばれる

その名の通り、建物の強度と直接関係無いコンクリートを打ちます。

ただこの捨てコンですが、

重要な役割があります。

 

このコンクリートに

工事の基準となる線を引いていきます。

この線が目印になっていきます。

まっすぐ家を建てる上でとても必要な事です。

 

その他にの役割として

基礎を作って行く上で、引っ張りに強い鉄筋を組んでいきますが、

長い年月で考えた時

コンクリートにひび割れがあった際、空気と水が鉄筋に触れる事で、

鉄筋が錆びやすい=耐久性が下がる

に繋がります。

 

その為、建築基準法で、コンクリートの端から鉄筋までの最小距離が決まっています。

 

土と接している部分も同じように鉄筋の離隔距離を取る為、

スペーサーと呼ばれる

被り厚さ確保の為の材を捨てコンと鉄筋の間に入れます。

 

捨てコンが無ければ満足にスペーサーを入れていくことも難しくなります。

 

強度に直接関係ないかもしれませんが、

とても重要な役割がある捨てコン

 

どこかの現場でまた一度ご覧になってください。

 

増築工事

2018年6月16日

右京区で増築工事をしています

通常、増築工事を行う場合は増築後の建物の大きさが建築基準法に合致しているかを検討して、必要に応じて行政に申請をしていきます。

図面の作成や申請業務などに特別なスキルは求められませんが、現場では的確な判断が求められます

今回は築10年程度の住宅の一部に平屋建てを増築する工事でそんなに難しい工事ではありませんが侮ってはなりません

構造の一体化、設備の一元化、接続部の雨水処理などなど配慮しないといけない情報はきりがありません、そんな中でベターな方法を選択して工事を進めていきます

奥が既存の部分、手前が増築部分。

無理矢理最新の方法で施工しても建物が嫌がります、上手に折り合いをつけながら施工方法を選択していく。

個人的には新築より増築に奥深い魅力を感じます。

京都芸術花火

2018年6月12日

先月の30日に京都競馬場で夏を先取りして、花火を見てきました。

当日は、朝から雨でしたが夕方には雨も上がり花火日和となりました。

ただ花火が上がるだけでなく、音楽とシンクロしながらの演出で、関西では初登場でした。約55分間をノンストップで打ち上がり、一曲一曲ごとに、表情の異なる花火を見ることができました。洋楽、邦楽、クラシックなど曲が様々あり、あっという間の時間でした。

尺玉が約、30発あり、合計で1万3000発もあったそうです。

また、関西であった際は参加したいと思います。

小粋な解体

2018年6月6日

解体作業。。。

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改修する際、解体業者の応援を呼ぶこともありますが、基本的には大工自ら解体をします。
残す部分と解体する部分の取り合いは慎重にしなければなりません。
使える材料や、やり直した方がいい材料などを瞬時に判断していくのも解体作業の経験が必要です。
他にも解体作業をしているといろいろ勉強になることがあります。

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古民家を改修する際は、今では見かけない継手や仕口などの仕組みを学ぶことができ、その部分をそのまま生け捕りしたりしています。

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釘やビスなどの金物関係である程度の時代がわかるのも面白いです。
施工された大工さんの仕事を見ることができるので、若手にもいい勉強になる作業です。

本当に解体からはいろいろなことが学べるのですが、
日頃使わない筋肉を使うのでクタクタです。

旅先の屋根

2018年6月8日

少し前の話になりますが、北海道へ行ってきました。

移動をしていると街並みに目がいきます。
住宅の屋根には、左右に傾斜がある切妻屋根や、左右前後に傾斜のある寄せ棟造り
片側にだけ傾斜がある片流れ屋根など、様々な種類のものがあります。

北海道では、たとえば瓦が用いられている住宅はほとんど見当たりません。
降雪が多い地域では雪が落ちやすいよう、三角屋根の住宅が多いのかしらという印象があったのですが
目に入るのは四角い箱のような形の住宅が多いのです。

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調べたところ、画像に多く写っている住宅の屋根は「無落雪屋根」。
雪下ろしをすることなく屋根の上の雪を自然に処理できる屋根のことです。

1947年寒地住宅を開発することが重要政策に挙げられ
その後1960年代を中心に「三角屋根」の住宅が広まったといわれています。

それから北海道の住宅には、雪が落ちるような三角屋根や
「マンサード屋根」といった形のものが多かったようです。
しかし落雪にあたって隣家の敷地への配慮が必要でしたり
除雪作業中の転落事故などが相次いだりしたことから、
安全性も高くメンテナンス性も良い無落雪屋根が生まれたのだそう。

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よくよく見てみると、建物のてっぺんが平らではありません。
屋根の中心にむかって傾斜をつけてあり、また雪止めの処理を行うなどして
雪を地面に落とさないような工夫が施されています。

雪を落とすのではなく、積もらせたままにし
太陽光などで溶けた雪水は屋根に設けた排水口に流れていくという仕組み。

地域の特徴にあった内容で住宅も変化していくのだなと感じます。
普段身近にある町並みとは全く違ったカラフルな街並みでした。

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立ち寄った美瑛町という地域の中心街。
メインの通りの周辺は、無電柱化が行われていました。
景観に配慮され統一された街並みや景色を眺めるのが楽しかったです。

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ほとんどの建物に4桁の数字が見れます。
なんの数字だかわかるでしょうか?
実はこの数字、店舗なら創業年度が、民家なら住み始めた年の年度なのだとか。
歴史を感じます。

気密化の必要性①

2018年6月9日

住宅における気密化とは、室内と室外の隙間を無くすことを指します。

この気密性を高める為に必要な作業としては、
部材と部材の隙間を埋めるための気密テープや気密シートを用いたり、
隙間なく丁寧な施工を行う為の高い施工技術が必要になってきます。

単純に気密性を高めて隙間が無くなると言う事は、
良いことが多そうなイメージを受けられる方も多いのではないかと思いますが、
実際に、その必要性とはなんなのか。

①漏気負荷を減らし省エネルギー化と室内温度環境の快適性向上を図る
②壁体通気を抑制し、断熱性能の低下を防止する
③壁体内結露を防止する
④計画換気の性能保持

これら4つが、国が提唱する「気密性が必要な理由」です。

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①漏気負荷を減らし省エネルギー化と室内温度環境の快適性向上を図る

単純にエアコンなどの空調機器の効率を高めると言う事です。
そして、エアコンの効率を高めることにより省エネにつながる。

②壁体通気を抑制し、断熱性能の低下を防止する

一般的な断熱材は綿状の物が多く、
気密がしっかりしていないと風が入り込んできてしまいます。
断熱は「セーター」で、
気密は「ウインドブレーカー」と言う表現をよく例えに使われます。

いくら分厚い「セーター」でも風をビュンビュン通すと寒く、
風を通さない「ウインドブレーカー」を羽織ることで、
「セーター」の断熱性が発揮されます。

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③壁体内結露を防止する

冬場、外気と比べると室内には湿気が大量に発生しています。そのため、外壁や床などに隙間があると、隙間から湿気が壁の中や床下に流れ込んでしまい、壁の中が結露して柱を腐らせ、壁の中をカビが発生してしまう恐れがあります。

④計画換気の性能保持

人間が生活するうえで、
家の中には様々な汚染物質が発生します。

湿気や二酸化炭素、
臭気やホコリ、そして、ハウスシックの原因でもある建材の化学物質など。

従来の気密性が高くない家なら、隙間が多く、
換気をする時は石油ストーブなどを使った時ぐらいで、
その必要性の印象が薄かったと思います。

ただ、気密性を上げることにより、
室内の二酸化炭素濃度が上ったり、
湿気が逃げずカビが発生したりします。

そこで、換気の重要性が注目されるようになりました。

そして、ここで言う換気とは、
単純な換気では無く、吸気や排気の経路や計画性をちゃんと持った換気のことを言います。
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隙間を無くし気密性を上げることにより、
計画通りのキチンと淀みがない新鮮な空気を家の全体に届けることが出来ます。

気密とは、
断熱=気密=換気と言う関係性が成り立って初めて成り立つモノです。

気密だけが高性能であっても換気が無ければ、
ただの息苦しい家になってしまい、
断熱だけが良くても気密が悪ければ、
強風が吹けば隙間風に室内がさらされます。

家創りでは色々な発想から色々な形(家)が産まれてきます。

この気密の話も、絶対に気密が必要と言う訳では無く、
こういった考え方もあると言う参考程度になればいいなと思っており、
現に、国が定めた次世代省エネルギー基準にも、
気密性の基準値は設けられていない状況です。

まだまだ、この気密(断熱、換気)の話は、
色々な話があるので、またどこかの機会でお話しできれば。