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京都御所
2009年4月25日天皇皇后両陛下御結婚満50年記念の特別拝観にいきました
築地塀の中は日常にはない雅で厳粛な雰囲気がする神聖な空間でした
ちなみに塀の廻りには防犯センサーが張り巡らされているのでくれぐれも近寄らないように・・・
今日は建築的な目線で御所を案内してみようと思います
塀の中に入りまず配置されているのが御車寄です
桧皮(ひわだ)葺きの優しく優美な曲線屋根をもつ入り口の顔です
桧皮葺きとはその漢字のごとく、ひのきの樹皮を剥いで4分(12?)ずつずらしながら重ねて竹釘で固定していく工法です
植物系のエコな材料です。
横からみるとこんな感じです
京都では清水寺が全国で2番目に大きな桧皮葺きの屋根を持つ建物です
ちなみにの長野の善光寺が一番です
御池庭、まさしく日本庭園の極みです
ただただ感服です・・・
写真にはないですが西側には御学問所が配置されておりいにしえの人達は歌などを詠んだそうです
最も好きな書院造りの建物の一つです
わかりにくいと思いますが木の上に棒状のものが伸びています
避雷針(ひらいしん)と言って建物などが火事などで焼失しないように雷を誘導する棒で最近は表面をチタンなどで覆っています
ちなみに建築基準法では20m以上の建物に設置義務があります
建物と庭が複雑かつ軽快に融合しているまさしく日本建築の美です
みなさんも時間を見つけて是非とも鑑賞してください
京都の中心部ですが車の騒音一つなくマイナスイオンが凄そうです
東京ドーム2個以上の広さなのでいい運動にもなりますよ