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改修工事

2017年3月29日
石田

先日、東寺で行われている改修工事の見学に行ってきました。

東寺は正式には教王護国寺といい、現在その中で国宝に指定されている大師堂で屋根の葺き替えが行われています。

まず素屋根と呼ばれる仮設が目を引きます。
これは足場を兼ねていますが、屋根を葺き替えている間、雨から文化財を守るためのものです。

IMG_1221

素屋根の内部はこんな感じ。
IMG_1226

建物本体よりも丸太を鉄線で括り付けてトラス(三角形の構造体)を組んでいる素屋根の構造の美しさ、豪快さに見入ってしまいました。
雨風に耐えられる非常に合理的な構造をしています。
ちなみに京都の文化財改修は伝統的に丸太で素屋根を組むそうです。

大師堂は檜皮葺きといってヒノキの皮で屋根を葺かれています。
今回はその檜皮(ヒノキの皮)を新しいものに葺き替える工事です。
これが檜皮です。
IMG_1255

屋根材の剥ぎ取られた屋根。
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小舞(屋根の下地)だけでも屋根の美しい曲線が見て取れます。

屋根の反りを作るための工夫です。
まっすぐな材料の組み合わせで曲線を生み出しています。
IMG_1237

小舞の下の小屋組です。
IMG_1240

本でしか見たことのないような社寺建築の小屋組の構造を手に取れる距離で観れる機会は滅多にないので終始ワクワクしっ放しでした。
完成した時の美しさの表現のために見えないところでは、長年積み重ねられてきたであろう工夫が無数にされており、改めてデザインと技術に想いを馳せた1日でした。

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