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白沙村荘

2018年2月2日
近藤

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大文字の如意ヶ岳を借景にした銀閣寺畔にある大正期の村荘
画家の橋本関雪の設計による建物と庭園が見事

京都には数多くの名勝や史跡がありますが、この空間は国指定の名勝でありながら
橋本家親族が代々私設運営する京都でもめずらしいタイプの記念館です
私設であるがゆえに大正期の景観を再現することにこだわりを持つことができ
さまざまな生きたエピソードがたくさんあり、京都で好きなミュージアムの一つです

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芙蓉池から望む 「 存古楼 」 関雪が作品を制作していた建物です
深い軒があり直射日光を遮りながら、太陽の光を池の水に反射、さらに天井の光を反射
床には影がでないように考えられた空間、白川の水も取り入れられ、庭と建物が景観のみならず
機能面でも一体となった大正期の建物
ほとんど素人に近い大工さんが建てたとは思えないクオリティーの高さです

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庭は約30年にわたり造園され、時代的に大きく3つの庭で構成
それぞれに関雪の思いがありただ美しいだけでなく、非常に人間味のある洗練された印象
作庭にあたり桂離宮も参考しているとの事で数寄屋の要素が随所にみられます

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茶室もたくさんあります
どの茶室もクオリティーが高く
わびさびとエピソードが魅力的です

拝観の最後には記念館があり関雪の作品にふれることが出来ます
今は大正期に描かれた普通の作品ですが、100年も経てば国宝になる
そんな勢いや時代風景を感じます

専門職にこだわらず、素人集団が作り上げた
そこにこの村荘の魅力を強く感じます

素人は情熱と無骨さで表現する
プロは経験と実績で対抗する
今の建築にも通じる感性です

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