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小粋な祇園祭2013・・・・縄がらみ編
2013年7月12日大工の上田です。。。
祇園祭。。。
鉾の組み立てが始まりました。
くぎを一切使わない「縄絡み」という伝統的な手法で行われていますが、
頭の中の図面によって順次鉾の柱を組み立て、
荒縄を目数を数えながら縄絡みを行っています。
諸先輩方に綱の巻き方を教わりながら、今年もまた修行しております。
先輩に伝統の技法を受け継いでしっかりと後世に伝えていかなければなりません。
縄を槌でたたいて縄絡みしっかりと躯体の柱に結い終えた縄組みは芸術作品で、
その幾何学的な美しさは隠れた伝統美です。
先人たちの美意識は色あせずに受け継いでいきたいものです。
豪華絢爛たる懸装品に目を奪われてその下に隠れた伝統美にもっと目を向けたいものです。
見えないところをしっかりきれいに収めることは今の大工業にも重要なことです。
日本三大祭の「祇園祭」に参加することができる喜びに感謝しながら、
明日もまた作業してまいります。。。。