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緑
2017年11月11日庭・植栽は建築物の印象や空間そのものに大きな影響を与えます。
その考え方は西洋と日本でも多いな違いがあります。
西洋の庭園は左右対称のことが多く、いかに自然を制御し美しく見せるかという考え方です。
一方日本の庭園は自然そのものを表現し、その美しさを整えるという考え方なのです。
その考え方の違いは建築と庭園との関係性にも表れています。
日本の建築は縁側などに見て取れるように自然を建築の一部と捉えるつくりとなっています。
また近代では室内に緑を飾る観葉植物も一般的になってきました。
私のデスクにも植物を置いています。
シンゴニウムというサトイモ科の植物です。
葉の濃淡が美しく、常に視界に入るところに置いておくとなかなか気持ちのいいものです。
緻密に計算された美しさと利休の侘・寂の哲学。
デスクの緑を眺めながら時折思想に耽る今日この頃。