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玄能
2019年1月30日去年の末に新しい玄能を購入しました。
以前に購入したものが日常で使うには少し重たいと感じたので少しだけ軽いものを選びました。重さは100匁。1匁が約3.75グラムになります。玄能の重さを表す単位が匁と言います。
「浩樹」という名の玄能です。
特徴としては鋼付けと呼ばれる工法で軟鉄と言われる鉋や鑿などに使われる鉄の両端に鋼を鍛接して焼きを入れたものです。
玄能は他に、全て鋼でできた全鋼のものがあります。
鋼付けの特徴としては胴の部分の軟鉄が叩いた時の衝撃を吸収するから手に響かなくて良いと言います。
古い時代の玄能は多くが鋼付けで作られており、これは鋼が貴重だった為軟鉄と組み合わせたと言われています。また、焼き入れをする時の焼割れを防ぐ目的もあったのではないかという説もあります。
実際に仕込みました。
柄は山桃。木が一番縮む乾燥した真冬の時期で、なんとなくですが大安の日に。きつめに込めることで一年中抜けなくなります。
仕事に一層、身が入ります。