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無垢の床材

2019年3月24日
石田

日本の住宅は靴を玄関で脱いで屋内は土足ではなく裸足やスリッパで過ごすことが一般的です。

そのような生活様式の上では床材は建物の中で最も体に接している部分ですので身体的な快適性、つまり心地よさに最も直結する部分と言えるかもしれません。

現在床材として用いられるものとして建材フローリングが住宅メーカーを中心に一般的ですが、ZENでは建材フローリングではなく無垢のフローリングを採用しています。

 

 

建材フローリングとは木目調のシートや薄く削った木材を貼り合わせたベニヤに表面の保護加工を加えたものです。

 

それに対し無垢のフローリングはその名の通り床材が全て無垢の木材でできています。

 

補足ですが無垢とは混じりもののないという意味で、無垢という樹種があるわけではありません。

 

 

建材フローリングと無垢フローリングの機能的な違いは熱伝達性と吸湿性です。

熱伝達性とは床から感じる冷やっと感のようなものです。ちなみに断熱性能は物質内の熱の移動に対しての性能なので熱伝達性とは意味合いが異なります。

建材に比べ無垢のフローリングは冷やっと感が少なく温かみを感じます。

これは無垢材の中でも樹種や表面の仕上げによって大きく異なります。

通常は柔らかいもの、または表面が平滑でない(ツルツルしていない)ものほど温かく感じます。

 

次に吸湿性です。

人の足の裏は冬であっても汗をかいています。それが床に触れたとき吸湿性のない材は湿気が直に足の裏に返ってくるため、じめっと感があります。

建材フローリングは吸湿性がほとんど存在しないためにどうしてもそのような不快感が感じられます。

対して無垢のフローリングは木材ですので一定の吸湿性があるので足の裏の湿気をさっと吸湿しサラサラ感を保てるので心地よい感覚が得られます。

熱伝達性と同様に無垢フローリングの中でも差異があり、柔らかく平滑でないものの方が吸湿性が高くなる傾向にあります。

 

このように無垢材の特性は人の感覚と相性が良いためとても心地よく感じられる素材です。また無垢材の中でも柔らかいものの方がその傾向は強いといえます。

反面柔らかい木材は傷がつきやすいため家具の跡やものを落としてしまった跡が出やすくそれぞれの家族のライフスタイルに合わせた選定が必要になるため、選定に関して機能性のバランスが重要になってきます。

また木材という生きた素材を扱うために素材の知識や相応の技術力がなければ施工することができません。

 

一口に無垢材といっても機能性に差異がありますのでどのようなものを選定していくのが最も自分たちのライフスタイルに合致するのか、ぜひ設計士に相談していただきご検討いただければと思います。