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里山住宅博
2019年7月4日茨城県はつくば市で開催されている里山住宅博に見学に行ってきました。
里山住宅博とは神戸で第1回が開催されつくばで2回目となる催しですが、
ランドスケープ(自然環境)も含めてデザインされた分譲地に地場の工務店が主体となって住宅博を行うものです。
あいにくの雨で外部の環境をじっくり見ることはできませんでしたが、
分譲地の中のコモン(共用スペース)に共同の植栽をしたり
ランドスケープまで含めた建築協定の考え方が新鮮でした。
また茨城の工務店の住宅を実際に見て、
設計手法や材料の使い方などすごく刺激になることばかりでした。
このような分譲地は植栽のためのスペースを確保するために
建築敷地以外の部分に面積を割くので結果として土地の
販売価格が上がってしまうデメリットがあります。
しかし土地を探している人に多様な選択肢を提供するという
意味合いでは面白い試みです。
また建築協定(分譲地内独自の建築の決まりごと)も分譲地そのものを
街並みと考えた時に統一感かつ多様性が生まれるので
まさに里山のような街並みを形成できるのではないかと思います。
住宅を考えるとき、街並みから切り離された住宅というものは存在しません。
個別のデザインや外構において街並みの重要性ということを
改めて意識させられるいい経験となりました。