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庭造り
2020年6月18日苔があるお庭というと、日本庭園のような和のイメージを想像しがちですが
海外でも取り入れられていて、洋風なお庭とも相性がよかったり
ほっと安らげる、風情のある空間を演出してくれます
苔の植え付けには、まきゴケ法、移植法、貼りゴケ法、
三つの植え方があるのだそう
まきゴケ法とは、ほぐしたコケを種のようにまいて殖やすやり方
時間と手間がかかりますが、少量の苔で均等なマットを作ることができ、
範囲の狭い植え付けに適しています
移植法とは、小さな苔は塊で、大きな苔は数本ずつ植え付けるやり方
親株を確実に定着させ、少しずつ大きく増えていくので、
育苗箱、岩のくぼみなどへの植え付けに向いています
貼りゴケ法とは、マット状に剥がしたコケをそのまま別の場所に植え替えるやり方
苔のマットを崩さずにそのまま移植するため、植え付ける場所と同じ面積の苔が必要になりますが、
施工直後の完成度が高く、よく選ばれる施工方法です
苔の種類によって植え付け方も様々
以前お庭造りをされたお家から少しご紹介
別の場所から採取された苔
土がついています
奥の方は撮影日より3週間ほど前に施工した部分。落ち着いた色合いが出てきています
マット状のまま手前の方の土の上にひき、
職人さんがハンマーやコテで密着
少し分かり難いですが手前が新たに移植された部分
定着して日数が経つと起き上がってきます
さらに二週間後
手前の苔も起き上がってきました
成長し馴染んでいく様子を眺められるのも、お庭造りの醍醐味の一つだなと思います
また寄らせていただくのが楽しみです