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狭小は特別ではない
2020年10月17日上京区連棟長屋だった場所での建て替え工事を計画中
両隣家ともに繋がっていた為、リノベーションも検討しましたが、広さの問題もあり解体して3階建てのお家を建てる計画です。
土地の間口が4.5m弱
土地の広さが16坪
狭小地での計画の為、先行して解体工事と測量をさせて頂き全体の構想は固まりました。
建物自体は2間間口と言われる3.6mの建物
冬は南からの温かい太陽の恩恵を活かし、夏の強い日差しは軒の出でカットする。
適切な窓の配置で風を呼び込み、また、高低差に依る気流を生む
ゼンの家づくりでもいつも当たり前にやっている事で、昔から誰もがやっていたこと。
気候変動も〝想定外″ ではなく〝日常″ になってしまった今、真夏や真冬など年中自然の恵みだけで快適に暮らす事には限界がある為、
当然断熱や空調設備もしっかり計画して建築していきます。
それでもやはり窓を開けて風や光の心地良さを感じられない家づくりはしたくない
今回のプランは、狭さを感じさせない空間構成と間取り、スキップフロア(1階→中2階→2階→中3階→3階→小屋裏)の6層構造
安全性・居住性・遊び心とデザイン性のつまった計画。
家づくりの相談に来られる方の中には、狭小地での家づくりでは希望のプランは難しいと思って来られる方もおられます。
実際、物理的な制約は確かにあるものの、配慮と工夫をしっかりしていけば想像を超えるお家の計画は可能です。
(ZENでは不動産部門として土地探しのお手伝いもさせて頂いていますので、『こんな小さい土地で家が建つのかな~』や『家にこだわりたいので少しでも安い土地を探したい』などのご相談も可能です)
これまで建てたZENのお家も、当然それぞれ土地の大小や予算も違い、住み手の希望の家像も異なる為、1軒として同じ建物はありません。
それでも実際に完成した家にお住まいになり、1年点検で顔を合わせた時に皆さん同じ笑顔で迎えて頂ける。
「住み手の想いと造り手の想い」を一緒に1つの「カタチ」ににできるZENでの仕事に誇りと幸せを感じる瞬間です。