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BLOGブログ

木造建築

2019年3月22日
杉本

JIS規格、JAS規格 などといった言葉をご存知でしょうか。

これらは聞いたことがあっても、内容を区別をしている方は少ないのではないでしょうか。

 

JIS:日本工業規格

日本の工業製品に関する規格や測定法などが定められた、日本の国家規格のこと。

工業標準化法に基づき定められ、多くの工業製品の品質や安全性を確保したり、

製品や部品、材料などに互換性を持たせたりすることが目的。

 

JAS : 日本農林規格

農林物質の規格等に関する法律 に基づき定められ、

農林物質およびその加工品の品質を保証するための規格。

食品などでよく目にしますが、建築の場面にもよく登場します。

 

 

JISは工業製品なので、金属・ガラス・コンクリートなどに適用されます。

JASは農林物質なので、原材料が農場や山林で採られたもの、

建築の材料でいうと合板、フローリング、集成材、畳表などに適用されます。

 

余談ですが、同じ木材製品でも区別があります。

・集成材・合板など、木材を板状に加工したものを貼り合わせたもの→JAS規格品

・繊維板・木毛セメント板など、木材を細かく粉砕加工し成型したもの→JIS規格品

 

細かく指定されてますね。

 

木材で大切なのは含水率です。

建築後、年数が経過した木造住宅における部材の含水率はおおよそ

10~20%と言われています。

木材の収縮は含水率が約30%以下に低下してから生じると言われ、

未乾燥材を使用すると収縮が生じることになります。

 

JAS規格では20%以下のものを合格とし、建築後の不具合を防ごうとしています。

もちろん、木材は天然の素材ですので、収縮にも個体差があるのは当然のことです。

使われる材がしっかり乾いているか、実際に触れて、

手触りや重みを確かめるのも家に関わる者の役目ですね。

 

 

さて、上部にも書きましたが、木材は山林から得られる資源です。

人間ははるか昔から、大自然の恩恵を受け生活してきました。

森林は二酸化炭素を吸収し、根をはり、水を蓄え、植物を育てます。

 

木材を使用することが減ってきた現代、山には高齢の木が増加しています。

高齢の木は、二酸化炭素の吸収量が低下しています。

木が使用されないと山間部の木の密度調整(間引き)がされず、土壌に陽が当たらない。

木も細いままで根が伸びない。草も生えない。

土壌が整わず、土砂崩れにもつながる。

適切に間引きして、健康な自然を後世に残すことも人間の使命なのでは。

 

大きいことは置いておいて、

わたしが木造が好きな理由は、大自然の循環、一種の輪廻転生を感じるから、

と、大きなことでしめてしまいました。