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仕込み
2020年6月4日新しい鉋を購入した際、すぐ使えるものもあれば、少し調整しなければいけないものもあります。
今回は刃の仕込みです。
刃が台にあたる所を削っていきます。
何処に抵抗があるのか解る様に刃の背中側に墨汁を塗って仮に台へ軽く押し込みます。
そうすると、このように墨が付きます。
墨がついた部分が高いということです。そこがあたって刃が入って行かないということなので、そこを鑿で削って行きます。
墨が付いたところを全て削ったら再度刃を差し込んで刃の入り具合を見ます。台の刃口(刃が出て来るところ)を出すまできつい場合、また墨を塗って上記の作業を繰り返します。
大体5回から10回前後で、いい感じになります。
無理に叩き込むと台が割れる事があるので、あくまでも軽く優しく叩き仕込みます。
あとは刃を研いで、台も捻れや反りなどを直して、やっと使えるようになります。まだまだ時間はかかりそうです。