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ミラノサローネ

2018年4月27日
石田

春の陽気から初夏の訪れを予感する今日この頃ですが、気温差で体調崩されていませんでしょうか。

夏も冬も得意ではない私はこの季節がずっと続けばと願う日々を過ごしています。

さて、ミラノサローネというイベントをご存知でしょうか。

ミラノサローネとは毎年4月中旬にイタリアのミラノで開催される家具の見本市です。

ミラノ市内での催しと合わせてミラノデザインウィークと呼ばれたりもします。

世界中のデザイナーや家具ブランドがその作品を発表するイベントです。

ファッションでいうところのパリコレのようなものでしょうか。

先日世界のデザインの動向と新しい素材や技術を知るために、ミラノサローネ2018の視察を行いました。

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家具の写真はこちらには上げられませんが、会場の内部は非常に広大で3日間で計50km以上歩き、やっとすべてを見終えられたほどでした。

多くの家具作品を見歩き、王道のデザインから最新技術を用いたものまでさまざまでしたが、

さすが世界が注目する見本市とあって、機能的なレベルの高い作品が多かったのが印象的でした。

例えば一見すると何でもないデザインの椅子でも適切な体幹と姿勢保持、座ったときの重心の設定が抜群の座り心地を生み出していました。

また、圧倒的になめらかでさわり心地の良い木部からは職人の手仕事にかける情熱が見て取れます。

こちらは家具ではありませんがある家具ブランドのデモンストレーションとして置いてあった作品です。
IMG_2960

木板にキノピオの塗装がされているように見えますが、実は、、、

IMG_2961

色の薄い木板に色の濃い木板をはめ込んで作られています。

触ってみても全く継ぎ目を感じさせない精度です。

丸や四角など単純な形の埋木は家具製作の現場や建築の現場でもよく登場しますが、このように複雑な形を継ぎ目なく行うのは途方もない作業に思えます。

しかし最も注目したのは、全く別の木であるはずの二つの木目がほとんど一致していることです。

樹種の違う木で木目のほとんど同じものを用意して作られるその執念を感じさせる仕事に感動を覚えました。

この埋木の作品は一例ですが、一つの家具に懸ける情熱がひしひしと伝わってくるほどの熱量を持つ作品は非常に刺激的で、家具製作や家づくりへの姿勢を今一度思い直す良いきっかけになりました。

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