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御幣
2013年10月20日みなさんの家の小屋裏にもこのような物が入っていると思います
全部 「御幣」 です
いつからこのような物が小屋裏に収められるようになったかは不明ですが
少なくとも100年以上前であることは確かです
古い町屋の調査などに行くと、まず小屋裏の御幣を探します
御幣には施主の名前や、施工した棟梁や工務店、設計者などの名前が記されており
またその建物がいつ上棟したか、竣工したかなどが記されています
建物を時代考証する上で非常に貴重な資料となり
また歴史的建造物や文化財などに指定する上でも確かな資料となります
御幣までたいそうではなくても
昔から棟梁や大工さんはその家が自分が施工した記を残す習性があり
建物を解体しているとどこかにその痕跡をいつも見つけます
先人の大工さんがつけた足跡
それを読み取り新しいものを想像していく
なんとも素敵な世界です