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古材

2016年2月23日
名和

スッカリお馴染み取りなました古民家再生プロジェクト。

今回もそちら工事の様子を少しご紹介させていただきます。

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現在の主な作業は仕上げの工程に入る前に、
クロスのボード下地や化粧として使う古材の補修をしている段階です。

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この写真を見るだけでもこの家が、その都度都度でいろいろな職人さんの手によって、
形を代え、補強され、代々伝わってきたお住まいだということがわかります。

●真っ黒に燻された丸太梁
この時代の木材は曲がったり、捻ったりしている木材を、
見えないところで使うことにより予算を落さえていました。
また、昔は囲炉裏から立ち上った煤が、長い時間をかけて梁についた汚れで黒くなっています。

この煤に含まれる油分によって木材の表面を保護する効果もありました。

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○釿(ちょうな)でダイナミックに削られた太鼓梁(ゴロンボ)
この頃の木材は、少しで加工をしやすくするために丸太の状態よりも、
角が立った状態に先に削りだすようになりました。

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ただ、今の時代のように電動ノコギリが合ったわけではないので、
画像の様な道具でできる限り角を立てていました。

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昔はこれしかなかった。
昔はこれが限界だった。

そんな考えの中、
できる限りの知恵を絞って、
できる限りのことをする。

そうやって生きてきた証が、
今の世の中になって改めて注目が集まるようになりました。

町家、古民家、それらを繋ぐ古材。

今の世の中は無機質な鉄やプラスチック製品が多く。

買った新品の常態が一番強度が強く。
買った瞬間が一番性能を発揮します。

生物である木は、はじめは能率があがりませんが成長とともに段々習熟し、
人間と同じように、伐採した後、序々に強度を増していくという特徴があります。

また、古材は自然素材ならではの経年変化による独特の色合いと温もりある風合い、
十分に乾燥されたことによる新材にも勝る強度はあります。

受け継がれ繋がっていく家造りを目指して・・・・・

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