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高性能住宅とは

2017年5月9日
名和

昨今、住宅業界では、2020年の全新築省エネ基準適合義務化やゼロエネルギー住宅推進の動きを受け、
住宅性能向上が大幅に進んできています。

ただ、住宅性能が向上していると言っても具体的に何が向上していて、
日本の住宅業界はどういった所を性能がいい家と言うのか、
そういった所を簡単に紹介したいと思っております。

まず、大きく分けて住宅の性能を表す項目としてよく耳にするのが、
①耐震性

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②断熱性

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この2点だと思います。

お客様の中でも初期段階の方は、
地震に強くて、冬あったかく、夏は涼しくが理想だとおっしゃられる方がほとんどです。

そして、少し前からよく耳にすることが多くなったZEHと言う表現を用いて、
③省エネ性を求めておられる方も多くなりました。

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また、意識はそこまでせずとも当然④耐久性を求めておられる方も多いと思います。

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①耐震性

②断熱性

③省エネ性

④耐久性

この4つは項目はよく耳にしたり、
言葉からなんとなく意味を理解できると思います。

また、この4つの項目は、
お客様にとって多少の温度差はあっても、
住まう人が快適に生活できるための最低限の守るべきポイントであり、
お客様が心配することがそもそもの間違えであり、
住まい手と作り手が、
今後のライフスタイルや可能性に合わせてどのように応用させるかを考える項目だと思っております。

ただ、今回はこの4つの項目を掘り下げるのではなく、
もう一つここに項目を付け加えたいと思っております。

それは、⑤地域性です。

この⑤地域性とお聞きすると、
どのような内容を思い浮かべられるでしょうか?

パッとイメージするモノは、外壁の色や屋根、周辺の街並みに溶け込む外観。

そういったモノを想像される方が多いのではないかと思います。

ですが、ここで伝えたい⑤地域性と言うのは「気候風土適応住宅」を表します。

「気候風土適応住宅」

この意味は言葉の通り、
気候や風土に合った家と言う内容なのですが、
もう少し馴染みのある言い方をすれば、
「パッシブデザイン」と言うわれることも多くあります。

実際には「気候風土適応住宅」と「パッシブデザイン」では、
少し意味が違うのですが、
大きな括りとしては、
建設地の気候や隣地との関係性、
そして、自然環境を生かす設計手法を「パッシブデザイン」と言い、
その手法で建てられた家で、
工法や使われる材だけでなく風鈴やすだれなど、
季節に応じた生活習慣も含めた意味合いを「気候風土適応住宅」と言います。

代表的な「気候風土適応住宅」と言えば、
京町屋は地域性が積み重ねとなった地域型住宅の代表と言えます。

夏には夏用の建具があり、
その建具を入れ替え、風通しを確保し、
冬には冬用の建具をはめる。

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自然に逆らわず、
その厳しい環境でもいい点を少し注目してあげる。

夏の暑い日の中で、
そよ風を感じられる。

春の日差しが気持ちい中で、
家の中に日差しが差し込んでくる。

秋の紅葉がきれいな中で、
四季を感じられる。

冬の厳しい寒さの中で、
快適に安らげる。

こういった四季を活かし、
電化製品のような設備に頼らず、
出来る限り自然を生かす設計手法と、
住み方が重要です。

ただ、京町屋などは夏に対しての対策や先人の知恵と言うのはすごくたくさん詰まっておりますが、
冬に対しては無防備なことが多く、
夏だけではなく冬に対してもその土地、その地域に合わせた設計手法を取り入れ、
京町屋を現代に蘇らせる動きが京都でも盛んになってきており、
居酒屋にしたり、料理屋、宿泊所。

色々な形に変わってきますが、
そういった先人の知恵を、
今から建てる新築の住宅にも応用しようと言うのが地域性であり、
そういったことを町で、地域ですることにより、
現在、町屋が希少価値があると言われるように、
自分たちの土地や建物の資産価値を高めていく事に繋がる。

この⑤「地域性」は、考え方によっては、
一番難しい項目ではありますが、
見方によっては一番簡単に取り入れられる項目でもあります。

自分たちの住まいを高性能にするのは、
自分たちの考え方と住み方。

まず、そこから始まるのかも知れません。

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