街並みに暮らす
木の家
- 場所
- 京都市西京区
- 規模
- 2階建て
- 構造
- 木造
- 施工面積
- 110.61㎡(33.45坪)
- 敷地面積
- 126.40㎡
- 家族構成
- 夫婦
大通りの街並みと住宅街の中間に位置する2階建ての住宅。2つの用途地域にまたがるこの敷地は、自身が高さや建蔽率の制限を受けながらも隣地には中層の集合住宅が建っており周辺環境をどのように読み取って建築に落とし込んでいくのかが課題でした。北面と東面の二方向が道路に面し南側に集合住宅がある環境下でプライバシーを確保しつつ、採光や通風といった快適性を高めるために建物を2階建ての部分と平屋建ての部分で構成しました。平屋部分の屋根に天窓を設けることで、リビングやたたみスペースに日中の安定した採光を確保しました。屋根形状を活かして勾配天井することで高さ方向の広がりをデザインしました。また平屋建ての部分があることにより2階建て部分と隣地との距離をつくり出すことが出来るので、採光やプライバシー性の向上に寄与しています。
一方、内部の構成はキッチン→パントリー収納→脱衣室→洗面所→キッチンとなるような回遊動線とすることで家事がよりスムーズに、少しでも省力化できるよう配慮しました。LDKは造作家具と照明デザインと組み合わせることで、機能面とデザイン面の両立を目指しました。外部環境と上手に付き合いながらも内部の快適性や利便性は決して妥協しない住まいとなりました。
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