直接触れてもストレスを与えない無垢の質感を随所に活かす。5年、10年、20年とお住まいいただく家の素材は、肌着のようなもの。居心地の良さをテーマにして選んでいます。目に見えるもの、下地などの目には見えないもの、フローリングや手すりといった実際に肌に触れるもの。その3つのどれに当てはまるかによって、選び方は変わります。中でも肌に触れる素材選びは最重要。素材をそのまま使うのではなく、工夫を加えて長く愛着のわく質感を表現する、それがゼンスタイルです。
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フローリング
歩いた時の心地よさを実現するために、お客様の好みにあった床材を提案します。体系的に分類すると針葉樹と広葉樹、それぞれに特徴があります。杉、ヒノキ、松といったなじみ深いものから、オーク、ウォールナット、バーチなど。標準とする素材がなく、お客様の感性で選んでいただけるのもゼンの特徴のひとつです。
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無垢材
素材には、劣化という避けては通れない経年変化が生じます。ただ適材適所で使うことでその変化を心地よいものに変えてくれるのが無垢材の持つ特長の一つです。ゼンでは窓枠などの造作材について可能な限り無垢材をご提案します。家族の成長とともに味わい深い表情を見せる、美しく年を重ねるご提案をします。
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石材
タイルの堅い表情、シートの柔らかい感触、木材の暖かい質感。それらのテクスチャをあわせ持っているのが石材の特徴です。日本にはその土地ごとに個性豊かな天然石が多くあります。鉄平石や大谷石など名前を知らなくても「見たことがある」そんな石はたくさんあるはずです。一般的には無機質といわれる素材をポイントで使うことで空間に適度な緊張感をあたえます。
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土
ひと昔前は木と土で家をつくっていました。木は腐れば土に還ります、素材的には同じものと考えてもよいでしょう。現代において土の使い方の多様性は無限大です。社寺などには土壁をそのまま使用しますが、住宅にはなかなか難しいかも知れません。ゼンでは漆喰や珪藻土といった自然循環できる素材を土というキーワードにおきかえてご提案します。
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塗料
塗料はなにかに塗ることによってその良さが発揮されます。木材の保護の役目であったり、同時に美しさを表現したり。その用途は現代においても進化しつづけています。視覚的にもインパクトを与えるのが塗料の色の持つ魅力の一つです。モールテックスなどの塗り材など、今までにはないインパクトを与えるのも塗料の特徴です。
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鉄
無機質の代表的な素材が鉄です。「冷たい感じで危ない」そんなイメージが一般的ではないでしょうか。ただ使いかたと表情を変えるだけで生活の強い味方になってくれるのが本当の姿です。ゼンではシャープに見せたい、けど強度もほしい。空間にメリハリをつけたい、そんなときによく使う素材の一つです。