
ブログ 鉄骨階段
一級建築士ブログ
階段
平屋ではない住まいには必然と存在する階段。
ZENでは階段を上下階を移動する為の装置という用途以外にも様々な視点で捉えて住まいを設計しています。
マンションや平屋のように1フロアで生活できる便利さというのも確かにありますが、階段という装置は住まいに様々な恩恵を与えてくれる戸建てならではの空間でもあります。
また、一括りに階段と言っても、設計する空間や住み手の考え方により求めるものも異なります。
視線を誘うシンボリックさを求める階段もあれば、空間に溶け込み広がりを感じるように存在を消す設計とする階段もある。
今回はZENの施工事例の中から鉄骨素材を利用した階段をいくつかご紹介します。
(ZENの鉄骨階段は一軒一軒その住まいに合わせて図面を描いた完全オリジナルです)
現在建築中 白いスチール階段

現在建築中の現場からの1枚
雑誌に掲載いただいている弊社の狭小地施工事例を見て問い合わせいただいたお施主様。
20坪の敷地に2人暮らしの生活に丁度心地よい広さの住まいを設計。
LDKに配置した階段は視線を遮ることのないようデザイン。
色も白を採用し主張しすぎず軽やかな印象です。
(写真では外構工事が未着手の為、隣家が見えていますが木塀と植栽にてプライバシーの保たれた仕上がりとなる計画)

もてなしの空間 目の留まる階段

ご友人やお仕事関係の来客の機会が多いお住まい。
写真奥側の玄関ホールから手前のLDKにかけて鉄骨階段をくぐるようなシンボリックなデザインの階段を採用。
グレイッシュモダンな色味の空間を黒いスチール素材が引き締めています。

2階からの採光を取り込むスリット階段

木製でも設計可能な廻り階段ではありますが、スチール部材を採用する事で1つ1つのパーツをシャープにすることが可能な利点を活かし、上階からの採光を1階のリビングに取り込む設計となっています。

片持ち階段

鉄骨部材の素材特性を活かし、片持ち(踏板の両端にに支えがなく片側で支えている)の設計とする事で、空間に軽やかで洗練された印象をもたらしてくれています。
また、窓と合わせて設計する事で季節や時間で異なる陰影が現れ、様々な表情を魅せてくれます。

稲妻階段

玄関からリビングに入って正面。
ペレットストーブやTVのあるリビングの真ん中に稲妻型のスチール素材が目を惹く階段を設計しました。
稲妻型のスチールに木の踏板の小口が見えるデザインは空間に軽やかなリズムを与えてくれています。
この事例のお住まいでは、デザインがうるさくなり過ぎないように壁側は稲妻でなく手前だけ稲妻なのがポイント。

階段について相談してみましょう
光や風を通し、長くなった陰影に季節の移ろいを感じる
上下階に繋がりを生み思い思いに過ごす家族の気配を感じる
あなたは住まいの階段に何を求めますか。
是非ZENの設計士と話してみてください。
きっと理想の住まいに合うかたちがみつかります。
家づくりへの想い
住み手と描く丁寧で優しい暮らし
良いものづくりは誰かを想う気持ちから生まれる
贅沢でなくていい
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