グレイッシュモダン

市内でも特に厳しい建蔽率２０％という建築制限のある嵯峨の住まい。必然と生まれるゆとりある周囲の外構スペースを活かした解放感あふれる住空間に仕上がっています。
里山の景観に馴染むように高さを抑えた軒ラインの外観。オープンスペースと木塀を合わせたセミオープン外構は、地域の人々や散策する人など歩く人の目線に配慮した計画となっています。
リビングから繋がるウッドデッキスペースと人工芝のプライベートガーデンでは、周囲の交通の安全を心配する事無く子供たちが走りまわる事ができ、アウトドアリビングとしての機能も果たしています。
和モダンな外観とは対照的に室内はグレーと白を基調としたシンプルモダンな空間。家族共有の大きな造作ワークカウンターのある２１畳のゆとりあるＬDK空間や、２階の階段ホールに隣接したニッチな小上がりのフリースペースなど、お互いの気配を感じながらも家族で過ごす時間とプライベートな時間をうまく分けた計画となっています。