ブログ『次世代に受け継ぐリノベーション』
一級建築士ブログ
前回のブログに引き続きHOUSE ZENのリノベーション事例をご紹介します。
今回ご紹介するのは築50年ほどの住宅のフルリノベーションです。
お住まいながらのリノベーション工事となるため工期を4期間に分けて工事を行います。
今回第2期工事が完了し、LDKが完成しました。
リノベーションのきっかけ
リノベーションのきっかけは耐震と断熱。
新耐震基準以前の基準で建てられた住宅は大地震に耐えることができません。
また冬の底冷えはヒートショックを引き起こすなど健康面での心配もあります。
フルリノベーションで現行の耐震基準を十分に満たしながら、床・壁・天井に断熱材を充填し安心で快適な住環境を整えました。
もちろん単に性能を上げただけではなく、使い勝手やデザインも考え抜いており、HOUSE ZENらしい木の温もりと暮らす住まいに生まれ変わりました。
和室→LDK
こちらの空間は元々は和室でしたが、あまり使われることもなく勿体無い空間となっていました。それを思い切って広いLDKの空間にコンバージョンしました。
LDKは合わせると25畳以上になるため、リビングとダイニングキッチンは仕切れるようになっており、人数や時間によって可変的に使えます。
木の温もりのあるキッチン
キッチンは造作のカウンターとメーカー品のキッチン本体を組み合わせた仕様になっています。コスト的なバランスをとりながらも、造作のカップボードとデザインを合わせた空間に仕上げました。
次世代に受け継ぐ住まい
長年暮らした愛着のある住まいをもう一度生まれ変わらせて、耐震性能、断熱性能やデザイン性をより良いものにすることで自らが暮らしやすくなるだけではなく十分にに次世代にも受け継ぐことのできるお家になりました。
