
ブログ 家と樹木
一級建築士ブログ
樹木と暮らし
木は人の暮らしになじむ心地よい材料です。
家ととても相性が良く、無垢の床や家具など木材として重要です。
木材としてではなく「樹木」としても、家と暮らしを彩ります。
今回は家の様々な場所の「木」を見ていきます。
アプローチ・前庭

最も一般的な木の植えられる個所はアプローチです。
道路部分から玄関までの空間です。
ここに植えられる木は街を彩り豊かにします。つまり外を意識した植え方です。



中庭・裏庭

続いては中庭や裏庭に植えた例です。
中庭や裏庭の木は基本的に「内」を意識した植え方となります。
リビングなどの家の中から見たときにどのような関係になるかが重要です。
内部の空間の閉鎖感を和らげ、外とのつながりを無意識に感じさせる効果があります。




家の中

最後は室内に大きな鉢で植える例です。
商業施設などのアトリウムでよくみられる手法ですが、住宅で用いると内部の「生きた」雰囲気を出すことができます。設計時点で光の量を確保するなど、魅力的にしていくには相応の工夫が必要です。

まとめ
このような「木」の使い方で建物の雰囲気や空間のつながりを生み出すことができます。
そのためには余ったところになんとなく植える、ではなくきちんと全体を踏まえたデザインをすることが大切です。
