山並みと中庭

秋になれば色づく山並みに調和する中庭のある家。風致地区による厳しい建ぺい率のおかげで周辺はゆとりのある街並みになっています。そのせいで開放的すぎる庭になってしまわないよう、三方を建物で囲み、一方を木塀を配置した中庭を作りました。外部環境に対して「閉じる」のではなく「遮る」にとどめることで、余裕のある庭やゆとりのある外部環境の豊かさを暮らしに取り込みながらも、適度なプライバシーのある家になりました。内部空間は吹き抜けを介して上下につながりのあるものになっています。中庭に面して1階はリビング、2階はデスクスペースになっており、開放感とともに外部空間の豊かさを感じられるように設計しました。